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怪しい店 [有栖川有栖]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、
敬意を持ってこう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。骨董品店“骨董 あわしま”で、
店主の左衛門が殺された。生前の左衛門を惑わせた「変な物」とは…(「古物の魔」)。
ほか、美しい海に臨む理髪店のそばで火村が見かけた、列車に向けハンカチを振る美女など、
美しくも恐ろしい「お店」を巡る謎を、火村と有栖の名コンビが解き明かす。
火村英生シリーズ、珠玉の作品集が登場。

「古物の魔」での推理の場面
 「私の辻褄合わせは決定的な証拠にまっすぐつながっている。凶器を調べられたら
 終了するからです。」
その前半部の「ロジカルな推理で大団円となるドラマを期待していましたか?」も強烈な一撃。

「ショーウィンドウを砕く」
火村もの短編集には必ず一編は「刑事コロンボ」モノ(倒叙形式)が収められていますが、
本作ではこれが該当。

火村とアリスが夕狩を罠にはめた箇所はすぐにわかります。
本編も最後のシーン。
「―愉良が鍵を落としたと騒いだ日のうちに、やってしまえばよかったのさ。結構が一日
 遅かったな。幻聴が耳の奥で響いた。火村英生の声で。」
おそらく火村が実際に言っていてもおかしくない。

表題作はアリスがかつて見たことのあるまさに「怪しい店」の話。
本作姉妹編?にもあたる「暗い宿」でもアリスが急病で助けられた「暗い宿」が
舞台の作品がありましたので、ともにアリス繋がりが表題作なわけです。

本作は火村の推理より、アリスと小町刑事が事件の反省会を行う喫茶店の
シーンが印象的。

ほんわか系が「潮騒理髪店」。これも短編集には必須の話
(殺人が起こらないということです。)

火村シリーズは抜群の安定感と安心感が相変わらずすごい。
そして最初に述べた、時折見せる火村の「狂気」的な部分も魅力の一つです。

ところで、シャングリラ十字団との対決って描かれるんでしょうかね。
ドラマ版ではそれがメインだったと耳にしたのですが・・・
まあでも<怪人vs名探偵>という構図は、火村シリーズには合わないな・・・



怪しい店 (角川文庫)

怪しい店 (角川文庫)

  • 作者: 有栖川 有栖
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: 文庫



怪しい店<「火村英生」シリーズ> (角川文庫)

怪しい店<「火村英生」シリーズ> (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: Kindle版



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コメント 1

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!

by コースケ (2017-02-25 02:26) 

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