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回想のぬいぐるみ警部 [西澤保彦]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

殺人現場に遺されていた、パンダの特大ぬいぐるみ入りの段ボール箱。
被害者とは別人の名前で伝票も用意されており、集荷直前に襲われたらしい。
音無美紀警部は、なぜ購入店で直接配送を頼まなかったのか、をヒントに捜査を進めると
被害者の意外な人間関係と真相が明らかになる――。
ますます冴える推理と美貌で周囲や事件関係者を驚かせる音無警部と、その部下たちの活躍を描く全5編。一方で、音無のぬいぐるみへの偏愛ぶりが周囲にも知られ始め……。
強烈キャラクターも加わりパワーアップした、ユーモア推理第3弾。

前作では音無警部の「ぬいぐるみ」好きを知る桂島刑事がワトソン役だった印象が
強いのですが、本書ではその側面はかなり後退し(というか、桂島刑事があまり出てこず)、
警部を「小説上の名探偵」と持ち上げている(実際そうですが・笑)江角刑事。
そして警部に恋する則竹佐智枝刑事。
この二人がメインを張る(ただし探偵役ではないところがおもしろい)2編も収録。

特に、則竹刑事主人公の「離背という名の家畜」は彼女の同級生・材瀬理恵が
偶然にも事件に巻き込まれていた?お話なのですが、
ラストは描かれず、彼女が果たしてこの後どう行動したのか、とても
興味が惹かれます。
にしても、実の母親の殺人事件が意外なところで結びつくというのは、
西澤先生はさすがに上手い。
名前がやたら難しいのに、なぜすんなり読めたのかの伏線もきいてます。

ところで、本書では江角も則竹も音無警部がぬいぐるみ好きであることに
どうも気付いている感じですね(いや、前からそうだったのか?)。
であるからこそ、桂島刑事登場の必然性が薄れたか。

そして筆者も「あとがき」で書いていますが、恐れていたもう一人の名探偵
が登場しました。
前作に登場した階堂美月その人。なんと5編中2編で探偵役を!
「腕貫探偵」シリーズと同様、もう一人名探偵が生まれるかもしれません。


回想のぬいぐるみ警部 (創元推理文庫)

回想のぬいぐるみ警部 (創元推理文庫)

  • 作者: 西澤 保彦
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/03/11
  • メディア: 文庫



回想のぬいぐるみ警部 (創元推理文庫)

回想のぬいぐるみ警部 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/03/11
  • メディア: Kindle版



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コースケ

はじドラ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2017-04-08 22:06) 

コースケ

31様、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2017-04-19 01:03) 

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