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西村京太郎 ブログトップ

華麗なる誘拐 [西村京太郎]

西村作品の中でも誘拐ものは初期に多く書かれました。
その中でも愁眉と言えるのが本作ではないでしょうか。

まずはAmazonさんの紹介ページから。

新宿超高層ビル街の喫茶店で若いカップルが殺された。
シュガーポットに入れられた毒物による無差別殺人の始まりだった。
事件の三日前、蒼き獅子たち(ブルーライオンズ)と名乗る男から
首相公邸にかかってきた怪電話が現実のものとなったのだ。
「日本国民一億二千万人を誘拐した。五千億円を支払え」
大胆な着想の本格長編推理。

一億二千万人をどうやって誘拐するのか?
本作愁眉はもうこの一点でしょう。

ブルーライオンズから危害を加えられない方法を
用意し、それが事実上の「身代金」な訳です。
まさに逆転の発想。

ただし、物語後半の左文字が彼らに同情するシーン。
これは左文字の言うとおりなのですが、
彼らの引き際や最初の予期せぬ出来事が
結果的に、この犯罪を失敗させてしまいました。

また本作は荒削りな面は結構あります(笑
ただそれを補って余りある見事な「誘拐」ではないでしょうか。


華麗なる誘拐 (徳間文庫―左文字進探偵事務所)

華麗なる誘拐 (徳間文庫―左文字進探偵事務所)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 文庫



華麗なる誘拐 (講談社文庫)

華麗なる誘拐 (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/03/15
  • メディア: Kindle版



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新装版 天使の傷痕 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。
瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。意味不明の「テン」とは何を指すのか。
デート中、事件を直接目撃した田島は、新聞記者らしい関心から周辺を洗う。
「テン」は天使と分かったが、事件の背後には予想もしない暗闇が広がっていた。
第11回江戸川乱歩賞受賞作。

最近西村京太郎御大の作品記事が多いです。
大きな書店に行ったりすると、未読のがあるかなあと見つけたり
しているためです(笑

とはいえ、本作は江戸川乱歩賞受賞作にして、
西村作品の中でも超が付くほど必読な作品でしょう。

いわゆるトラベルミステリー以前の御大は、社会派、パロディ+本格、
サスペンス+社会派的なもの、とかなり幅広く執筆されています。
というか、本作の仁木悦子先生の解説がずばりなのでそちらを(苦笑

本作も被害者の残したダイイングメッセージである「テン」の意味。
そして犯人の動機は一体何なのか?
この二つが大きな謎として物語が展開されます。
(尚、犯人はだいたい予想が付くのでは)

そしてこの二つが明らかになった時、この事件の全貌がついに
正体を現しますが、この作品が昭和40年に書かれた事を鑑みれば、
すごいの一言に尽きます。

特にラストの描写で、被害者に焦点を当てて終幕するのも
上手いです。

というわけで、「四つの終止符」も購入しようかな(苦笑


新装版 天使の傷痕 (講談社文庫)

新装版 天使の傷痕 (講談社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/02/13
  • メディア: 文庫



新装版 天使の傷痕 (講談社文庫)

新装版 天使の傷痕 (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/02/13
  • メディア: Kindle版



天使の傷痕 (講談社文庫)

天使の傷痕 (講談社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1976/05/26
  • メディア: 文庫



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隣り合わせの殺意 [西村京太郎]

マンションのゴミ置場でゴミ袋を漁っていた黒猫が、人間の指をくわえた。
目撃した久仁子は雑誌記者の夫に相談したが、半信半疑の様子。
そこで近くの病院に当たるが、指を切り落とした患者はいなかった。
410号室の若い男がこっそり飼っている猫ではないかというのだが…。
日常生活に潜む悪意を描いた「隣りの犯人」ほか傑作ミステリー集。
                        (Amazonさんの紹介ページから)

「隣りの犯人」以外は既発表の作品からの再録ですが、
私としては、「奇妙なラブ・レター」のみ既読で、他は全て初読。

「一千万円のアリバイ」がオススメ。
これは全く予想できませんでしたね。

これと類似の作品が「三億円の悪夢」。
ただし、こちらはなんとか主人公は助かりますが、
刑事が最後に言うセリフは怖い。というか、現実を示唆しているかのようです。

しかしこのタイトルは、いつ、どこで自らが事件に巻き込まれても
おかしくないという、警告のようなものですね。



隣り合わせの殺意 (徳間文庫)

隣り合わせの殺意 (徳間文庫)

  • 作者: 西村京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/09/02
  • メディア: 文庫



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一億二千万の殺意 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

内密に、やって貰いたい仕事がある―三上刑事部長に呼ばれた十津川は面くらった。
羽島国務大臣が何者かに脅迫されているという噂があるらしい。
羽島は内閣の提出した法改正案や総理の方針に反対するという失言を重ねていた。
羽島の故郷・鳥取へ極秘裏に向かった十津川が掴んだ意外な真実…!?
「十津川警部の孤独な捜査」をはじめ、文庫初収録作「母親」を含む傑作ミステリー集。

十津川警部の孤独な捜査、は刑事部長から内々に捜査を命じられるという、
シリーズの中では非常に珍しい作品です。
決して自分の身分を明かさず、まさに「孤独」な捜査を行う十津川。
トラベルミステリーとはまた違う十津川の一面や作品性が良いです。

「海辺の悲劇」は少年と義母との微妙な関係を描く作品。
十代の少年少女の物語は赤川次郎さんの真骨頂でもありますが、
西村御大も「危険な遊び」など、多く書かれています。

初収録となる「母親」も短いながら、読ませます。
御大の短編て、再録も多いですが、おそらくはまだ未収録短編とか
普通にありそうですねえ。

読書の秋を今年は目指したいなあ。


一億二千万の殺意 (徳間文庫)

一億二千万の殺意 (徳間文庫)

  • 作者: 西村京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/10/07
  • メディア: 文庫



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凶悪な街 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

ロスアンゼルス生まれの都会派探偵・左文字進は、
十津川警部とともに西村作品の名キャラクターとして多くのファンを魅了してきた。
そして本作―。左文字の親友である若き私立探偵・川村が射殺される。
川村の死の直前、共にいた女とは…。次々と起こる殺人を繋ぐ糸は何か?
追跡行の途次、忽然と姿を消した左文字の愛妻・史子。
都会の闇に蠢くハイテクを駆使した姿なき殺人者を前に窮地に陥る左文字。
西村京太郎が生んだ華麗なるキャラクター、私立探偵・左文字進が、
またも読者を虜にする長編推理小説、待望の文庫化。

現時点での左文字シリーズ最新作になるのかな。

しかし左文字は社会派が多いですね。
強引な部分も相変わらずあるのですが、そこは西村御大ということで。
テレビシリーズとやはり大きく違うのは、変装と、妻・史子の存在でしょう。
特に本作では窮地に陥りますし。

左文字シリーズのコンプリートを目指してます。


兇悪な街 (小学館文庫)

兇悪な街 (小学館文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫



兇悪な街 ~私立探偵左文字進~ (小学館文庫)

兇悪な街 ~私立探偵左文字進~ (小学館文庫)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: Kindle版



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失踪 [西村京太郎]

ロスアンゼルス生まれ、母は日本人、父はドイツ系アメリカ人の私立探偵・左文字進。
トラベルミステリーの超人気十津川警部シリーズと並び都会派探偵の
活躍を描く本シリーズも多くのファンを持つ。
左文字の親友・警視庁捜査一課矢部警部の妻が失踪、部屋には見知らぬ女の死体が…。
次々と殺されてゆく妻の友人たち。幾重にも絡み合う謎の核心に左文字が迫り、
愛妻・史子の直感が女心のヒダを解き明かす。
ますます冴える“左文字シリーズ”長編推理の傑作。

まずはAmazonさんの紹介ページから。
本作では親友の矢部警部が窮地に陥ります。
左文字は相変わらずフットワークが軽く(史子女史がそれに輪をかけている気もしますが)
本作でも様々な場所を移動し、事件を解決しようとします。

それと左文字たちがやたらにコービーを飲むシーンが印象的です。
というか、何度も出てきている気が(笑

本作では矢部警部が撃たれるという場面から始まり、
警部の妻が失踪、さらに失踪の裏には、ある事件と大きな組織が
絡んでくる・・・という展開です。

左文字シリーズはやはり社会派的なものが多いですねえ。
しかしテレビシリーズでは必ず変装してますが、
今のところ原作の方にそうした描写は無いような・・・
あれはテレビオリジナルなんですかねえ。


失踪 (小学館文庫)

失踪 (小学館文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07/06
  • メディア: 文庫



失踪 私立探偵・左文字進

失踪 私立探偵・左文字進

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/07/06
  • メディア: Kindle版



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ゼロ計画(プラン)を阻止せよ 左文字進探偵事務所 [西村京太郎]

収賄事件でK島の診療所長に飛ばされた元国立病院内科部長の神崎は、
ひそかに“ゼロ計画(プラン)”なる犯行を企てた。成功すれば、大金と国外での甘い生活が約束されていた。
一方、神崎のグループから逃走した一人の男が刺され、私立探偵左文字進の妻史子の腕の中で
「阻止してくれ、ゼロ計画を…」のダイイング・メッセージを残して死んだ。
“ゼロ計画”とは何か?スリルとサスペンスで読者を魅了する傑作長篇。
(Amazonさんの紹介ページより)

ややネタバレあり。

本書が書かれ、トクマ・ノベルズとして出版されたのは1977年。
あの日航機ハイジャック事件が起きた年でした。
当時の福田赳夫総理は「一人の生命は地球より重い」と述べ、
身代金と超法規的措置で獄中メンバーの釈放を決断しました。

ゼロ計画の実行犯・神崎の思惑とは全く別の形で
事件が動き出していく所から、この事件が単なる首相誘拐事件ではなく、
もっと大きな、壮大なプランである事が描かれていきます。

後半の左文字の推理は見事に的中していきますが、
本作は誘拐という消失モノの一つを扱った作品ではなく、
最後まで読み終えた時、これは社会派、そして現代でも十二分に通じる
物語と感じました。そして実は未完という、作品です。

本書でゼロ計画を実行しようとした組織は未だどんな組織なのか
正体不明のまま。左文字はその後、この組織と再び相まみえることに
なるのでしょうか。



ゼロ計画(プラン)を阻止せよ―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

ゼロ計画(プラン)を阻止せよ―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 文庫



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伊豆七島殺人事件 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

「もしもし、おい、どうした?」
突然切れた電話に不審を抱いた、海洋開発実験中の片桐主任は、
水深40メートルの密室〃海底の家(マリーン・ハウス)〃に潜行した。
ここ神津島の新日本重工・海底居住基地では、極秘の実験が進行していたのだ。……
海底の密室で刺殺された研究員! 濡れた電話機、床一面に散った揚げ羽蝶は何を物語る? 傑作本格推理!

西村御大作品再び。
この作品は完全に見逃してました。
「島」シリーズでもあり、社会派ミステリ、
そして海洋開発がメインとなっています。

オタイネの子孫という老人や、死体の側にいたミヤマカラスアゲハ。
そうした島の風習や因習を散りばめつつ、
物語の主眼は海洋進出を巡る企業間の争いも描きます。

本作のメインはある種の密室トリックと、たった一つのアリバイトリック。
おそらく犯人であろうと思われる人物を読者は結構早い段階で
気付くと思います。
本書後半では、このアリバイトリックが最後の最後まで物語を
引っ張ります。
主人公の推理がこれでもかと外れるんですよねえ(苦笑
どんでん返しがあるか?とまで思いました。

海の作家の本領発揮でもある本作品。未読の方はぜひ。


伊豆七島殺人事件 (光文社文庫)

伊豆七島殺人事件 (光文社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1985/02
  • メディア: 文庫



伊豆七島殺人事件 光文社文庫

伊豆七島殺人事件 光文社文庫

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1985/01/31
  • メディア: Kindle版



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黄金番組殺人事件 左文字進探偵事務所 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

視聴率30%を誇るNBTテレビの「ザ・リクエストタイム」のレギュラー五人が、ビデオ撮りのスタジオから忽然と消えた。
そして二日後、NBT社長宛に五人の身代金五億円を要求する手紙がとどけられる。
前代未聞の誘拐事件に戸惑う関係者をよそに、さらに人質の一人が死体で発見され、
ご存知私立探偵・左文字進の登場となったのだが…。
華やかな芸能界の舞台裏に渦巻く黒い人間関係を抉る会心の長篇推理。

最近左文字シリーズを結構読んでます。
徳間文庫さんから新装版を出しているという事実を、
もっと早く知っていればなあ。

本作は高視聴率を誇る番組のレギュラー陣が突如スタジオから消えてしまうという
不可解な謎、そして左文字や番組出演者に届いた脅迫状はどう関係するのか等、
導入部はかなりおもしろく読めます。

セブ島あたりに行く所がちょっと中だるみではないのですが、
そこに目を付ける過程や行ってから5人に共通するある事実が判明するまでが、
やや強引かなと感じました。
それと犯人は本当にばれないと思ったのだろうか?
身代金がどうなったのかを警察が調べれば早晩事実は判明しちゃうしなあ。

ところで本書では芸能人が芸名そのままで登場し、
左文字は最初和田アキ子からの依頼で動いたりしてます。
他にも森繁久弥御大に会って色々話したりと、この辺りも楽しめます。

小学館文庫から出ている左文字シリーズも購入しようか検討中です。


黄金番組(ゴールデンアワー)殺人事件 新版―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

黄金番組(ゴールデンアワー)殺人事件 新版―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 文庫



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完全殺人 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

“最もすぐれた殺人方法を示した者に大金をやる”空別荘に集められた四人に男は提案した。
初対面の四人には共通点があった。それは殺人を犯し、逮捕されなかったということ。
すなわち、「完全殺人」の成功者たちだった。凶器の消し方、アリバイ工作、動機の隠蔽、
四人は自らの犯罪を語り始めた…。完璧な殺人とは?
そして奇妙な提案の真意とは?サスペンス傑作集登場!




表題作は完全犯罪、警察に捕まらず時効を迎えた4人の
人物が、とある場所に集められ、自らの「完全犯罪」を語るという物語。
主催者の意図がおもしろく、いくら捜査しても、動機は確かに見つからんだろうなあ。

「アリバイ引き受けます」はどんでん返し的なおもしろさ。
これは確かにあり得る話で、ようは互助会ですからねえ(笑
主人公はまんまと嵌ってしまった。

「殺しのゲーム」は異色作品。自分の命を本当に懸けた
まさに本当の殺しのゲーム。

御大作品で初期のものはやはり見逃せませんね。


完全殺人 (祥伝社文庫)

完全殺人 (祥伝社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: 文庫



完全殺人 角川文庫

完全殺人 角川文庫

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: Kindle版



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神話列車殺人事件 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

探偵社の調査員・日高健介は同僚の湯村亜木子と結婚した。
新婚旅行で訪れた九州…が、延岡で乗り換えた高千穂線の車内から亜木子が突然消えたのだ。
日高は彼女が担当していた調査を引き継ぐが、
それはハネムーンで出雲へ向う途中に夫が失踪したというものだった!
依頼人の新妻と「出雲1号」に乗り込んだ日高を待ち受けていたものは!?
会心の長篇トラベル・ミステリー。

徳間文庫の西村御大の作品再び。
本作はトラベル・ミステリーとありますが、かなり初期の作品で
十津川警部も登場しません。

列車から消えた花嫁の謎が最初に出てきますが、
それよりも、後半の展開がかなりおもしろかったです。
表題の「神話」とはいったい何なのかという事が徐々に明らかに
なっていく過程が良い。
主人公日高の孤軍奮闘、登場人物たちは一体何を隠しているのか。
御大の島シリーズのような民俗・土俗的な話にも似ており、
とても楽しめました。


神話列車殺人事件〈新装版〉 (徳間文庫)

神話列車殺人事件〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 作者: 西村京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012/11/02
  • メディア: 文庫



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夜の脅迫者 [西村京太郎]

祥伝社文庫さんからも西村御大の作品が
(十津川以外で)復刊されてまして、
本作の次に刊行された「完全犯罪」も読了済み。

まずはAmazonさんの紹介ページから。

約束された次期重役の椅子が―!?営業部長の安田は、房総へ愛人とドライブへ出かけた帰途、
人身事故を起こしてしまう。出世の危機と不安を抱くが、轢いたのは小柄で貧相な男。
これは示談で済む、そう安田は安堵した…。だが、そこには信じられない落とし穴が待っていた。
傲慢なエリート男を襲った恐怖とは?(「脅迫者」より)
推理小説界の巨人が描くサスペンス傑作集!

サスペンス傑作集とありますが、「優しい死神」だけは別。
これはホラー小説。御大でこうした作品は初めて接しましたね。

「危険な若者」と「ある男の肖像」はかなり印象に残る作品。
前者は、こういう人、たぶん現代は多そうだな・・・
後者はサスペンスなのかといえばおそらく違います。
表題作の「ある男」とは沢木の事なのか、田代の事なのか、
ラストまで読むとこの部分はぼかしてあるんではないかと深読み。

このところ西村御大の作品をかなり読んでます。
しばらく続きそうですねえ。


夜の脅迫者 (祥伝社文庫)

夜の脅迫者 (祥伝社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2015/03/12
  • メディア: 文庫



夜の脅迫者 角川文庫

夜の脅迫者 角川文庫

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 1991/03/01
  • メディア: Kindle版



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発信人は死者 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

アマチュア無線を楽しむカメラマン野口浩介の無線機に、
午前二時になると決まって弱々しい救難信号が送られてきた。
調査の結果、南太平洋のトラック諸島で沈没した
潜水艦・伊号五〇九から発信されたものだったのだ!
そして元海軍中佐の不可解な死!?この艦が積んでいた十億円の金塊の行方は?
真相を追って野口は南の島に向かった…!十津川警部シリーズの初期代表作。

徳間文庫から復新装版が続いている西村御大の初期作品群。
帯には「十津川警部初期代表作」とありますが、
本作は十津川警部ものとして読むよりも、
カメラマンの野口、親友の江川、その両者にとってのヒロイン・氏家由紀子
三人の物語。
夜中の2時になると決まって聞こえる救難信号。
それはなぜか太平洋戦争末期に沈没した潜水艦からだったという、
実に奇妙な出だしから始まります。
最初は冒険小説、そして中盤以降は社会派と、
その姿を変えながら、ラストも「3人」にとって救いのある結末です。

途中の彼らによる調査は、ややご都合主義的な面もあるかも
しれませんが、それを超える面白さと主人公たちの行動が描かれます。

また野口たちの行動動機と遺された乗組員・森明夫の
思いの「差」がかなり印象的です。
この描写こそ本作が「社会派ミステリ」と私が思う理由です。

今年は戦後70年ですが、それも踏まえて
本作が復刊された、なんてことまで思ってしまいます。

トラベルミステリーとは違う十津川警部も味わえます。



発信人は死者 (徳間文庫)

発信人は死者 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2015/04/02
  • メディア: 文庫



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盗まれた都市 左文字進探偵事務所 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

東北にある人口十万人の尾形市で今恐るべき陰謀が進行している―
上野駅構内でそんなビラを配っていた若い男が、隅田川で死体となって発見された。
そして市では「反東京条例」が可決される。真相を探る私立探偵の左文字進は、
東京ナンバーの車を破壊された上、殺人の容疑をかけられてしまう。
平凡な地方都市で一体何が蠢いているのか!?

「消えた巨人軍」「一千万人誘拐計画」など消失モノも得意とする
作者なので、タイトルからそっち方面か?と思っていましたが、
良い意味で裏切られました。

以下、少々ネタバレあり。



ここまで異常な状況だと、さすがに何かしらの対策が
とられるだろう、とか考えるのは置いておくとして、
ファシズム、あるいは狂信的、もしくは洗脳とでも
言えばいいのでしょうか、そうした人間の怖さが
描かれた作品です。
とても1978年初版本とは思えない、現在でも十分
意味のある社会派ミステリーだと思いました。

結末が実は各章の最初の「プログラム」という文章と
密接に関係しているんですよね。
これは驚いた。というか1970年代でPCを小説の
ある意味メイントリックに組み込んでいるのはさすがとしか
言いようがありません。

どんどん復刊してほしいですねえ、左文字シリーズ。

そういや昨日の十津川警部には山村紅葉さんが
出てなくて、どうしたんだろうかと思いました。



盗まれた都市 - 左文字進探偵事務所 (中公文庫)

盗まれた都市 - 左文字進探偵事務所 (中公文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/03/20
  • メディア: 文庫



盗まれた都市―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

盗まれた都市―左文字進探偵事務所 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫



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消えた巨人軍 [西村京太郎]

左文字進探偵事務所と表紙にあるように、
本書は探偵左文字シリーズとなります。

おそらく水谷豊さん演じるTVシリーズでの
原作映像化はないはず(というか映像化は無理・笑)

まさかこれが復刊するとは思わなかった。
西村御大は消失モノを得意とする作家である事を
本書を読んで改めて想い出しました。
なにせ新幹線で甲子園に移動中の巨人軍をまるごと誘拐するという
壮大な計画です。

誘拐された場所で黙々とバットを振る王や張本を想像すると
笑ってしまいます。

御大の過去作品の復刊、続いてほしいですね。





消えた巨人軍 - 左文字進探偵事務所 (中公文庫)

消えた巨人軍 - 左文字進探偵事務所 (中公文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/07/23
  • メディア: 文庫



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殺人偏差値70 [西村京太郎]

本書所収の「受験地獄」がドラマ化されるそうで、
それに際して、本短編集が発売されたのか?

相変わらず西村御大の短編集はおもしろい。
「神話の殺人」や「見事な被害者」がおススメ。

「友よ、松江で」はちょっとしたサプライズがあるのですが、
これはうれしかった。

しかし、未収録短編てまだあるのですね。
御大の著作は膨大ですねえ。


殺人偏差値70 (角川文庫)

殺人偏差値70 (角川文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/05/24
  • メディア: 文庫



殺人偏差値70 (角川文庫)

殺人偏差値70 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2014/05/25
  • メディア: Kindle版



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天国に近い死体-西村京太郎本格ミステリー傑作選- [西村京太郎]

西村本格ミステリはまだまだ未読があり、
この短編集は即買いでした。

オススメは「謎の組写真」と「トンネルに消えた・・・」
前者はトリックが実に凝っている。
話の展開も引き込まれます。

後者は左文字が登場。
トンネル内で消えた二人の女性。
その謎の解明に左文字が挑みます。

どの作品も西村御大は物語に
一捻りや読者をあっと言わせようという姿勢が
読み取れるんですよね。そこが一番すごいのではないかなあ。


天国に近い死体: 西村京太郎本格ミステリー傑作選 (徳間文庫)

天国に近い死体: 西村京太郎本格ミステリー傑作選 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/12/06
  • メディア: 文庫



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新装版 名探偵に乾杯 [西村京太郎]

しばらくネットが不通状態で久しぶりの更新です。

数年前に「名探偵なんか怖くない」が新装版で
発売されましたが、その後音沙汰なし・・・
しかし突如「名探偵四部作」の最終シリーズのみが
新装版で登場しました。
なぜ間を抜かしたのかが納得いきませんが・・・
それと本書は「カーテン」未読の方はネタバレがありますので、
要注意!

まずはAmazonさんの紹介ページを。

ポアロが死に、その追悼会が、明智小五郎の所有する孤島の別荘で開かれた。
招かれたのはエラリー・クイーン、メグレ警部ら世界的名探偵たち。
そこへポアロ二世と自称する若者が現れる。彼は本物の息子であることを証明すべく、
孤島で発生した殺人事件の謎に挑むのだが。「名探偵」シリーズの掉尾を飾る傑作!

本書での最大のトリックはある意味バカミスなんだろうなと思います。
読者への挑戦が挟まれながらも、わかる人が居るのか?と思いました(笑

ポアロ二世による「カーテン」に対する推理は
とても説得力があり、これを受けて、改めて「カーテン」を
読むとまた別の読み方ができそうです。

さらにポアロの遺稿を二世が持参するのですが、
これもとても謎めいていておもしろい。

このシリーズの新作が出る、なんてことはもうないと想いますが、
少なくとも、「名探偵が多すぎる」「名探偵も楽じゃない」も
ぜひ新装版を御願いしたい。


新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫)

新装版 名探偵に乾杯 (講談社文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/09
  • メディア: 文庫



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鬼女面殺人事件 [西村京太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

新幹線の車中、中原正弘弁護士の隣席の男が、「早くしないと妹も…」という謎の言葉と、
ポケットから取り出した朱いアカベの花を残して悶死した。その花が日本で唯一自生する南海の孤島・恩根島。
そこは、徳川幕府によって廃藩、遠流の憂き目にあった喜多川一族が怨念の習俗を今に伝える地でもあった。
折しも、二十年に一度だけ開花し、その時必ず不吉な事件が起きるというアカベが咲き乱れる島で連続殺人が!

幻奇島、南神威島に続く、西村京太郎版「孤島」シリーズです。

三部作と言っても良いのかも知れませんが、
とにかくこの島シリーズはその島独特の風習が非常に強く押し出されています。
確かに余所者から見れば、彼らの行っている行事や習俗は異形なものに
見えるかもしれません。
しかし、案外こうした異形、異質なものは身近にも普通に潜んでいるものなのです。

本作で探偵役を勤める中原弁護士は殺人事件の真相を見事に看破しますが、
一方で、この島の習俗を完全に否定している訳ではないと思います(私見ですが)
彼がビンに入れて流したメモがそれを物語っているのではないでしょうか。

西村御大には、またこうした作品をぜひとも書いてもらいたいですね。


鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)

鬼女面殺人事件 〈新装版〉 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: 文庫



鬼女面殺人事件 (広済堂文庫)

鬼女面殺人事件 (広済堂文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫



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行先のない切符 [西村京太郎]

「幻奇島」を読んだ後、久しぶりに他の初期・中期の作品は
ないものかと、探して購入した短編集。
さすがは西村京太郎先生。作品の幅が広い。

本作所収の「南神威島」は西村「島」シリーズの1つとして
かつて講談社文庫から発売されていましたが、
再録されていたんですね。

改めて再読しましたが、「幻奇島」に通じるものを感じました。
隔離された孤島、島の奇妙な風習、これらのキーワードからは
本格ミステリの雛形を思わせますが、それを全く違う意味で活かした
作品になっています。

また本作所収作品は刑事が主役の作品が多くあります。
「夜の殺人者」ではお馴染みの十津川&亀井刑事が登場。
しかしオススメは「刑事」と「カードの城」。

前者はわずか6歳の子どもの自殺という事件に、
自身の辛い経験を投影してしまった刑事の物語。

後者は犯人の動機を突き止める刑事の物語。
実に読み応えがありました。

時折またAmazonでオススメの書籍で表示が出たら
購入しようと思います。


行先のない切符 (徳間文庫)

行先のない切符 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫



行先のない切符 (双葉文庫)

行先のない切符 (双葉文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1986/06
  • メディア: 文庫



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幻奇島 [西村京太郎]

西村京太郎さんの初期傑作。
まずは本書の紹介を。

雨の夜、車に飛び込んできて重傷を負った女が、
謎めいた言葉を残して病院から失踪した。
飲酒運転をしていた内科医の西崎は、院長から、
南海の果て、滅亡を予告された御神島の診療所行きを命じられる。
そして、第一の殺人が・・・!?

閉ざされた島、閉鎖された村、奇妙な風習、
そしてそこで起こる殺人事件。
ワクワクしないはずがない(笑

しかし、その全く逆の意味で驚かされました。
上記の条件は本格ミステリの常道の設定ですが、
それをこんな形で活かすとはさすが西村京太郎。

殺人事件の犯人、そして島の滅亡とは何を指すのか?
近年のトラベルミステリーとは全く一線を画した西村作品を
ご堪能ください。


幻奇島 (徳間文庫)

幻奇島 (徳間文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫



幻奇島 (双葉文庫)

幻奇島 (双葉文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 文庫



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京都駅0番ホームの危険な乗客たち [西村京太郎]

他の方の紹介ブログにて取り上げられており、
文庫化したので購入しました。

西村京太郎さんの十津川警部シリーズを購入するのは
なんと2冊目。「七人の証人」以来です。
初期の傑作と言われた作品以外はほとんど購入してないんですよね・・・

「寝台特急」や「終着駅」、「消えたタンカー」、「ミステリー列車が消えた」、
この辺りは読んでみたいなと思ってはいるんですけど。

本作は交通事故で死亡した女性の財布に残されていた
新聞広告の切り抜きに、暗号めいた数字が記されており、
その暗号を解く事からスタートします。
この死亡した女性は、5年前に首相公邸で死亡した佐伯総務大臣
の創ったN会の人間だった。その際、当時の総理大臣も亡くなっていた・・・

N会の犯行計画とは何なのか?
寝台特急「カシオペア」の中で十津川と犯人との息詰まる攻防戦。

この暗号はたぶん普通に考えたら解けません(苦笑
カシオペアをなぜ犯人グループは使ったのか、
最初の強盗事件はなぜ起こしたのか、
このあたりが最後の犯行計画にて明らかになりますが、
なかなかおもしろく読めました。

ところでこの小説が書かれたのは2010年。
その時西村先生は御年80歳!
正直、このお年までこれだけのものを書かれている事がすごすぎる。


京都駅0番ホームの危険な乗客たち (角川文庫)

京都駅0番ホームの危険な乗客たち (角川文庫)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/12/25
  • メディア: 文庫



京都駅0番ホームの危険な乗客たち (カドカワ・エンタテインメント)

京都駅0番ホームの危険な乗客たち (カドカワ・エンタテインメント)

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/06/24
  • メディア: 新書



京都駅0番ホームの危険な乗客たち

京都駅0番ホームの危険な乗客たち

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/03/27
  • メディア: 単行本



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七人の証人 [西村京太郎]

最近、西村京太郎さんのミステリにはまってます。
名探偵シリーズが読みたいのですが、どこにも売ってない・・・
古本もないしなあ・・・

さて、今回は十津川警部が登場します。
十津川警部ものを読むのはこれが初です。

この話はプロットは見事です。ある決着のついた事件を被告の父親が
証言をした七人を無人島に集め、「私設法廷」を行う。
しかもその事件が起きた場所を完璧に再現して。
十津川はそれへの立会人です。
一人一人が渋々ながら証言をしていき、事件を再構成していく・・・
そして、この証言から新たな殺人が起きる。

十津川警部の新たな殺人への推理よりも、この被告の父親の執念が
すごいです。彼自身がこの小説内で「探偵」を務めてますし。

テレビ化はたぶん絶対しないだろうけど、読み応えは十分。

七人の証人

七人の証人

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 新書


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殺しの双曲線 [西村京太郎]

西村京太郎さん初期の傑作。
クリスティ「そして誰もいなくなった」への挑戦とでも言うべき作品。

事件はいわゆる「吹雪の山荘」もの
招待状で呼び出された6人が次々と殺害されていきます。
犯人はいったい誰なのか?なぜ自分たちが集められたのか?
そして殺害現場に残される奇妙な図形の謎は?

そしてもうひとつ。双子による強盗事件が並行して描かれます。
この二つの事件がどう関係してくるのか?見物です。

さらに最初に筆者からトリックは「双生児」ものであることが
書かれています。しかしこれは大いなる叙述トリック。

僕個人としては犯人の動機の点をもう少し叙述してほしかったのと、さらにはその正体については若干唐突的な感じもしました。

しかしいくつもの複線を張り巡らしてあり、最後までのめり込みます。
まさに傑作、です。

殺しの双曲線

殺しの双曲線

  • 作者: 西村 京太郎
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 新書


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新版・名探偵なんか怖くない [西村京太郎]

最近、あまりに暑くて、何もしてません。
ほとんど更新もできておらずですね。

今回西村京太郎さんのこれが新版で登場しました。
というか、西村さんの本は初めて購入です・・・(汗
テレビはよく見るんですけどねえ・・・

これは四部作で、その第一作かな。
名探偵が競演するわけですが、最後の「乾杯」はポワロ「カーテン」
を意識してます。

西村さんの小説は「7人の証人」とか「寝台特急殺人事件」とか
なかなか本格好きな方でも満足できるものがあるかと。

最近は量産なさってますけどね。

ちなみに本作では綾辻さんとの対談が収録されてます。
必読です。


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