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法月綸太郎 ブログトップ

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 [法月綸太郎]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

女の上半身と男の下半身が合体した遺体が発見された。
残りの体と密室トリックの謎に迫る(「重ねて二つ」)。
現金強奪を隠蔽するため犯した殺人事件。犯人が残した致命的な証拠とは?(「懐中電灯」)。
前衛芸術家が妻の遺体に絵を描いた。
死者への冒涜と批判する親友に驚くべき理由が明かされる―(「カット・アウト」)。
精緻なロジックと鮮やかな展開で魅せる、企みに満ちた8つの短編集。

オススメは「懐中電灯」と「カット・アウト」

前者はタイトルから想像が付きそうですが、
そこに一捻りを加えた秀作。
葛城警部シリーズでは「黒のマリア」も良いですが、
ミステリ度で選びました。

後者は画家ジャクスン・ポロックにまつわる
ある三人の男女の物語。
この画家についての知識は全くないのですが、
純粋におもしろく読めました。

そういえば、法月さんの作品は実は結構未読が多いんですよね。
そのうち読む方向で検討中です(苦笑


パズル崩壊  WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)




パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/01/25
  • メディア: Kindle版



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ノックス・マシン [法月綸太郎]

『このミス2014年版』第1位、『ミステリが読みたい!2014年版』第1位と、
「本格」SFと命名された(あとがきより)本作が、堂々と
上記のような「功績」を挙げたのは快挙ではないでしょうか。

「都市伝説パズル」(日本推理作家協会賞)や
「生首に聞いてみろ」(本格ミステリ大賞)など数々の受賞や候補、さらにランクインと
なっていますが、この作品でも新たな試みに挑戦しています。

それではAmazonさんの紹介ページから。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、
国家科学技術局から呼び出される。博士論文のテーマ「ノックスの十戒」第5項が、
史上初の双方向タイムトラベル成功に重要な役割を担う可能性があるというのだ。
その理由を探るべく、実験に参加させられた彼が見たものとは―。
表題作「ノックス・マシン」、名探偵の相棒たちが暗躍する「引き立て役倶楽部の陰謀」などを含む中篇集。

「ノックス・マシン」のラストはとても皮肉の効いた終わり方で、
だから第5項に中国人の項目が設けられたのか!と納得してしまいました。

しかし、この作品での主人公・ユアン・チンルウが果たしてその後どうなったのか?
それは一切書かれておらず、かつ読者は知っていますが、「十戒」への中国人への
記載が、まさか自分の登場にあるとは夢にも思っていないでしょう。

だが、本短編中には「論理爆弾ーノックス・マシン2」が収録され、
そこでその後のユアン・チンルウが登場します。
(物語としては続きというより、別作品)

「引き立て役倶楽部の陰謀」はコメディ的要素をふんだんに含みつつも、
ヘイスティングス大尉の微妙な心情を描いた作品。
個人的には、この物語で描かれているヘイスティングスにはちょっと納得できず。
むしろもっと女史に怒り狂ってほしかったですね。
どうも私の中ではスーシェさんのTV版ポワロのイメージが強いので・・・
(ポワロ、ヘイスティングス、ミス・レモン、ジャップ警部の不動のレギュラー陣)

年内にあとどのくらい読むことができるかなあ。





ノックス・マシン (角川文庫)

ノックス・マシン (角川文庫)




ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版 (角川文庫)

ノックス・マシン 3/4 電子オリジナル版 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2015/11/25
  • メディア: Kindle版



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キングを探せ [法月綸太郎]

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。
目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。
トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、
法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!
(Amazonさんの紹介ページより引用)

2013年の「このミステリがすごい!」堂々の第1位。
交換殺人をメイントリックとして、綸太郎と法月警視が
徐々に、徐々に、その絡まった糸をほぐしていく緻密な過程と、
犯人側の予想だにしない誤算の両方が楽しめる作品。

以下ネタバレあり。




四重交換殺人という荒技を計画した
カネゴン、夢の島、りさぴょん、イクル君の4人。
交換殺人ではないものの、こうしたニックネームのような4人というと、
歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム」が頭に浮かびました。
それが要因か、いわば綸太郎と犯人たちとの頭脳対決を
イメージしていたのですが、この犯人たちは詰めが甘かった(苦笑

特に夢の島が担当した安斎殺人が結果的にはその後の
全貌解明に繋がったわけで、イクル君の調べが雑すぎましたね。

後半のカネゴンとりさぴょんの決死ともいえるトリックは
なかなかおもしろかったですね。
ただその前に、トランプの「A」、そして「J」が夢の島、イクル君の家
から発見されたことによる、犯人側の、まさに意図しないミスリードによる
法月綸太郎の推理の誤りが本作内での愁眉と感じました。
これは実にうまい。

また上のトランプと非常に密接に関連した
本作のタイトルにも大きなトリックがあることも非常によかったです。

11月には「ノックス・マシン」も文庫化される予定のようで、
来月も楽しみです!




キングを探せ (講談社文庫)

キングを探せ (講談社文庫)




キングを探せ (講談社文庫)

キングを探せ (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/09/15
  • メディア: Kindle版



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犯罪ホロスコープⅡ 三人の女神の問題 [法月綸太郎]

探偵法月綸太郎が星座にちなんだ6つの
事件に挑む。

そしてAmazonさんの紹介ページから。

十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。
彼女たちが所属していた事務所の元社長が他殺死体で見つかった。犯人は元ファンクラブ会長。
彼は、自身のブログで元社長殺害をほのめかした直後、服毒自殺していたのだ。
だが、トライスターのメンバー内に共犯者がいたことがわかり…(表題作)。
名探偵・法月綸太郎が六つの難事件に挑む“星座シリーズ”後編。

六人の女王の問題に続くシリーズ後編。
前編に登場した人物たちも再び出演。

「宿命の交わる城で」が個人的おススメ。
かつて「生首に聞いてみろ」を読んだときの感覚です。
綸太郎自身が推理を何度も何度も試行して、ようやく真実にいきつくという
のが良かったです。事件もかなり手が込んでいます。

「ガニュメデスの骸」と「引き裂かれた双魚」は物悲しい作品。
いずれも母と子の物語ではありますが、
後味的にはまだ前者の方が救いがある。

「錯乱のシランクス」はダイイング・メッセージものですが、
これは難しいだろうなあと(笑
というか、現実に自分が殺される際に正常な思考でメッセージ
遺せるかどうかを突いた作品でもあるように感じました。

綸太郎の活躍する比較的初期の作品が実は未読なんですよね。
ちょっと購入してみようかと思う今日この頃。


犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (光文社文庫)

犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (光文社文庫)




犯罪ホロスコープ〈1〉六人の女王の問題 (光文社文庫)

犯罪ホロスコープ〈1〉六人の女王の問題 (光文社文庫)

  • 作者: 法月 綸太郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/07/08
  • メディア: 文庫



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しらみつぶしの時計 [法月綸太郎]

著者の初期作品から「退職刑事」のパスティーシュ作品など
を含めたノンシリーズ短編集。

「二の悲劇」の原型となったという「トゥ・オブ・アス」は名前が
違ってて読んでてパラレルワールドか?とか思いましたが、解説読んで納得。

「四色問題」は見事な作品。都筑さんは本当に多くの作家さんから
リスペクトされてるんだなあと改めて思いました。

表題作は僕は読み疲れた方です(苦笑


しらみつぶしの時計 (祥伝社文庫)

しらみつぶしの時計 (祥伝社文庫)




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ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子 [法月綸太郎]

元々は宗形キメラ名義にて発表された本作。
私は二階堂さんのホームページで秘密プロジェクト
としてお知らせが出ていて、楽しみにしていました。

愛川晶さんとの合作「白銀荘の殺人鬼」や
黒田研二さんとの合作「キラーエックス」など
非常に楽しめたので、さて今回の合作はと
発売予定表を観つつ、早く発売されないものかと
楽しみでした。

さて本作は警視庁を辞めて私立探偵となった
女性・桐山真紀子が主人公となります。
彼女は埼玉県知事の警護で銃弾を受け、
リハビリ中だった。
そんな時、姪の早麻理からネットで見つけたルームメイトが
居なくなったから探してほしいと頼まれる。
そのルームメイトの部屋に入ると、
ポスターに隠された壁一面に罵倒や呪詛の言葉が
書き殴られていた・・・

物語は真紀子視点で進みます。
最初は些細な事だと思っていた事が、
とてつもなく大きな事件へと繋がっていく、それの
王道をいってます。
時折つぶやく独り言や間で話される彼女の過去なども
作品全体の雰囲気と合っていて良かったです。
現在の人間関係やネットによる簡単な「希薄な共同生活」
などの問題点なども述べつつ、
大きな2つのトリックもありと、サクサク読み進められました。

ところで二階堂さんがあとがきで書かれているように、
本書の1つのトリックは法月綸太郎さんの
「犯罪ホロスコープ-六人の女王の問題」
のとある短編で使用されています。
僕はこれ既読でしたが、気になりませんでした。
(それだけ鈍い証拠か・笑)
それと、リハビリ中ですが、当麻の行方を追うために、
交換条件としてストーカーを捕まえてほしいとの依頼を受けます。
見事に彼女はその正体をつかみ、捕まえるのですが、
このちょっとした事件も実は大きな伏線。

すでに次作「レクイエム」も出ていてそちらも楽しみ。

ところで、本作で思わず人前でもニヤニヤと不気味に
笑ってしまった事があります。
まず真紀子のかつての警視庁の同僚が馬田権之助警部補。
う~む、どこかで聞いたような・・・
そして早麻理との潜入捜査で登場する「アンタレス旅行社」。

そしてそして、馬田の家にあるグラスとマドラーに気付いた真紀子、
それを質問すると馬田から、「後輩の水乃からもらったんだ」という
衝撃の発言が!(笑
そう、僕の大好きな水乃サトルがまさかの登場。
これ世界観が繋がっているんでしょうかねえ。
しかも、馬田は難航していた事件の謎をサトルのある発言で
解くことができたと言うのですが、
その馬田の発言でこの失踪事件の真相に真紀子がたどり着くのです。
なんという名探偵(笑
桐山さん、名探偵気取りではなく、本当に名探偵です(笑



ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子 (講談社文庫)

ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子 (講談社文庫)




東尋坊マジック

東尋坊マジック

  • 作者: 二階堂 黎人
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2011/08/18
  • メディア: 単行本



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犯罪ホロスコープⅠ 六人の女王の問題 [法月綸太郎]

売れない推理作家(?)法月綸太郎が
12星座とギリシャ神話にまつわる
殺人事件に挑む。

タイトルはエラリー・クイーンから。
そして星座はエルキュール・ポワロが、
<Hercule>、自らをヘラクレスに見立て、
ギリシャ神話にまつわる事件を解く、
アガサ・クリスティー「ヘラクレスの冒険」から。

ダイイングメッセージ、暗号、そしてアリバイ・・・
これでもかとミステリのエッセンスが詰め込まれた
短編集で、楽しめました。
都市伝説をモチーフとした「冥府に囚われた娘」は
「都市伝説パズル」とは、また違った味わい

オススメは「ゼウスの息子たち」
だれが「偽者」なのか?
これうまく読者を騙してますよねえ。
まあ先入観というやつですね。

最初の「ギリシャ羊の秘密」では
公安の人間がホームレスとして潜入していると
いう記述があるのですが、
これはありそうで怖い。

Ⅱには沢田穂波は登場するのか?(笑





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法月綸太郎の功績 [法月綸太郎]

連続です。読むときは一気に読む性分なのです(笑
さて本書は法月シリーズ三作目の短編集。
これは内容が凝縮されていて楽しめました~

「=Yの悲劇」と「都市伝説パズル」、どちらも甲乙つけがたい。
アームチェアディテクティブの要素が強い後者はやはり「退職刑事」には叶わないかなあと
勝手に思い(汗)前者がお気に入りに決定です。

短編集は講談社のモノは全て読了したので、いよいよ長編に突入かもしれません。
まあでもどうするか考え中です。

法月綸太郎の功績 (講談社文庫)

法月綸太郎の功績 (講談社文庫)


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法月綸太郎の新冒険 [法月綸太郎]

「生首に聞いてみろ」を読んだので、他の法月シリーズを。

オススメは「世界の神秘を解く男」
作者会心作の「背信の交点」もいいのですが、こういうオカルトを科学的に解決するのが
個人的に好きです。

「身投げ女のブルース」は法月自身は出てきませんが、読み応え十分。
ちなみに、これは掛詞ではないだろうかと思ったのはボクだけか?(笑
まあ最後まで読むと意味がわかるんです。

法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)

法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)


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生首に聞いてみろ-100,000hit記念- [法月綸太郎]

本日10万hit突破です。いやあ、うれしいものです。ありがとうございますm(_ _)m

さて記念というわけでもありませんが、昨日読了したので、「記念」作品です。
法月シリーズは初なんですが、これは本当に読み応えがありました。
さすが「このミス」第一位に輝いた作品です。

それにしても名探偵・法月綸太郎は後悔の連続がすごかった(笑
対談で法月さんも述べているように、天才的な探偵でないでしょうが、
それにしてもなあ。

しかし本当に見事な出来です。
誰が石膏像の「生首」を切ったのか?
そのモデルを殺害し「生首」を送りつけたのは誰か?

この二つの連関というか、因果関係の説明が見事でしたねえ。
それにしても名探偵の迷走ぶりが・・・(笑

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)

生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)


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密閉教室 [法月綸太郎]

以前何だったかを記念してちょこっと書きましたが(笑
改めて。

本作は法月倫太郎さんの処女長編に当たります。
同名の探偵、「法月倫太郎」が活躍するシリーズ
は第二作目「雪密室」からとなります。

さて本作は高校が舞台となります。
早朝の教室で生徒が一人死んでいた。
しかも密室状態で。
さらにはその教室の机と椅子全てが無くなっていた・・・・
不可解な謎の連続に
同じクラスの工藤順也が「探偵」としてその謎に迫ります。

高校という閉鎖された空間で事件の謎が明らかにされていきます。
そこには過去に起きた事件も関係してくるなど、
徐々に事件の核心に「探偵」は迫っていきます。
しかし・・・
最後の最後に落とし穴が待っています。

教室が密室、というだけでなく、机と椅子が全て消えていた、
これがこの本を買った動機でしょうか(笑
なぜか不可思議な謎が全面に出されているものが好きです。

また終わり方も圧巻。工藤の推理では終わりません(!
法月モノではないですが、名作だと僕は思います。

密閉教室

密閉教室


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