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光と影の誘惑 [貫井徳郎]

貫井徳郎さんの珠玉の作品が詰まった短編集。
4編を収録。

とにかく異色中の異色作「二十四羽の目撃者」
詳細は集英社文庫版西澤保彦さんの素晴らしい解説を読んでください。
明らかにこの作品は貫井作品の中でも際立ってます。

オススメは「我が母の教えたまいし歌」
これは驚いた。
母親の臨終に立ち会う男。
彼はその光景を前に、父が亡くなった30年前の事を思い出す・・・

なぜ母は極端に外へ出ようとしないのか、
社会と関わることができないのか、
初めて知った姉「初音」の存在・・・
彼が最後に行き着いた真実とは。

他の作品もどれも最後にどんでん返しなトリックが施されていて、
非常に良作揃いの短編集です。
「二十四羽の~」はハードボイルドとして僕は読みましたが、
どうなんだろ。


光と影の誘惑 (創元推理文庫)

光と影の誘惑 (創元推理文庫)

  • 作者: 貫井 徳郎
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/11/11
  • メディア: 文庫



光と影の誘惑 (集英社文庫)

光と影の誘惑 (集英社文庫)

  • 作者: 貫井 徳郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2002/01/18
  • メディア: 文庫



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被害者は誰? [貫井徳郎]

貫井徳郞さんの作品。
創元推理からでている一連のパット・マガーを連想させますね。
もちろんそれを念頭においているんでしょうけど。

貫井さんの作品は初めて読みます(ファンの方すいません)
普通にタイトル買いしました。
全四編収められていますが、やはり表題の「被害者は誰?」が一番
おもしろかったです。
手記から誰が殺されたのか探っていくというもので、
誰もが前提と思いこんでいたことが最後にひっくり返されました。

最後の「名探偵は誰?」は他のものとは異色です。
語り手の「ぼく」は誰なんだろうか、と考えてしまいました。

こうしたミステリ、被害者あて、目撃者あて、探偵あて、という全く異色のもの
は、一度やってしまうとそのインパクトが薄れてしまう、感じがあります。
どれも本格ミステリであるし、非常におもしろいんですが・・・
この吉祥院慶彦という「探偵役」はとても好きになりましたが、今後は
こうした作品ではなく、犯人当てに挑戦していくのでしょうか?
それとも再び同じ路線を突き進むのか・・・
ほかの作品でも登場しているようなので、今後の文庫化に期待です。


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