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そして名探偵は生まれた [歌野晶午]

歌野晶午さんの御著書を読むのは初めてです。
やっぱりタイトルに惹かれました。
本作収録の各短編については解説を読むとよ~くわかります。
以下、ネタバレ。


本作オススメは「生存者、一名」。
屍島に閉じこめられてしまったとある宗教団体のメンバー。
彼らはその宗教団体の教えからテロ行為を行ってこの屍島に逃げてきました。
1,2ヶ月後には海外へ行けるとの約束だったのですが、それは宗教団体の嘘であり、
実際には見捨てられてしまったのです。
さて、そのような状況にも関わらず、なぜかメンバー5人の内、
一人、また一人と殺害されていきます・・・
一体誰が、何のために?
その動機は「そういうことか!」と思わず納得してしまいましたが、
犯人の思惑とは全く違うラストが待っていました。
それはまあ我々しか知り得ない、挿入される新聞記事で知ることができます。

「そして名探偵は生まれた」は本格のパロディでもあり、本格ミステリでもあります。
本編に登場する探偵・景浦逸見は間違いなく名探偵です!
しかし本当に愚痴ばっかだなあ(笑
ただ現実に本格ミステリのような事件が起きた場合、
そしてそれを名探偵が解いた場合、ここで述べられているような事が
実際に起こりそうですねえ。

彼の後を受け継いだ探偵は、名探偵にはなれないんじゃないかなあ。
あくまで景浦の推理を述べたに過ぎないし、
景浦は酔っぱらっているにも関わらず、話を聞いただけで、事件を見抜いていましたからね。
あれはすげえ!と思ってしまいました(笑


そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3) (祥伝社文庫 う 2-3)

そして名探偵は生まれた (祥伝社文庫 う 2-3) (祥伝社文庫 う 2-3)

  • 作者: 歌野 晶午
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2009/02/06
  • メディア: 文庫



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