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配達あかずきん [大崎梢]

新本格を代表する出版社が講談社ならば、
「日常の謎」を代表とする出版社は東京創元社。
かつてそのように呼ばれたことがあるそうです(from解説)。

本書は13年にわたる書店員経験をもとに書き下ろされた一冊。
新本格でよく「怒濤の○○ページ」とかやけに長い長編をみることがあり、
購入して読んでみると冗長なだけ・・・なんてこともしばしば。

本書は短編5編を含んだ作品集ですが、
どれも秀作ぞろい。
その個人的愁眉は最初の作品「パンダは囁く」。
老人から本を買ってきてくれと頼まれた男性が持ってきたのは奇妙なメモ。
本書主人公かつワトソン役(?)の木下杏子は頭を悩ませますが、
バイトの名探偵(?)西巻多絵はそのメモから本を突き止めますが、
実はそのメモで選ばれた本にはとあるメッセージが・・・

奇妙な謎から大きな事件へという流れはシャーロック・ホームズ冒険譚を
読んでいるかのようです。
各編に出てくる書店ならではの知識やそれに絡めた謎解きなど
読み応え十分でした。
ぜひご一読あれ。



配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

配達あかずきん―成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

  • 作者: 大崎 梢
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 文庫



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