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探偵映画 [我孫子武丸]

我孫子武丸さん、文春文庫再び(笑
かつて講談社文庫から出ていたものが待望の復刊です。

『探偵映画』という新作映画を撮影中の鬼才の映画監督大柳登志蔵。
予告編も流れ、後は事件の真相が明らかになる
シーンを撮影するのみとなった。
しかしその前日から監督が謎の失踪を遂げる。
実はこの映画、監督しかその結末を知らないのだ。

残ったスタッフ・俳優たちは撮影済みのシーンから
「犯人」を推理しようとするのだが・・・


僕の狭いミステリの知識では
米澤穂信さんの「愚者のエンドロール」も
映画の結末を推理するという話です。
(もちろん本書の方が遙か昔に書かれてます。)

しかし本書はそれだけにとどまらず。
スタッフ・俳優自らがその結末の台本を書く、
一方主人公的立場の<サード>立原は
美奈子とともに、監督の行方を捜すことに。

誰もが目立つ(笑)犯人役になりたいがため
自分が犯人であるという推理を展開する俳優たち。
立原は監督が残したメッセージを必死に
残されたシーンから読み取ろうとしますが・・・

最後に明らかにされる真の結末は
映画ファンならもしかしたら予想できたのでは?
と思ってしまいます。
あまりに飄々としている監督への
スタッフの怒り心頭シーンはそりゃそうだろうなと
思わず同意。

本作は我孫子さんも「あとがき」で書いていますが、
ミステリとしてどうかと考えると、
どうなんでしょうね(苦笑
悪い意味ではなく、
ミステリファンも十二分に楽しめるとは
思いますが、
果たして真相を看破できるかといえば・・・
う~ん、僕には無理だ(笑

ちりばめられた映画の蘊蓄、
その映画を観たくなってしまいますね。





探偵映画 (文春文庫)

探偵映画 (文春文庫)

  • 作者: 我孫子 武丸
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 文庫



探偵映画 (講談社文庫)

探偵映画 (講談社文庫)

  • 作者: 我孫子 武丸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 文庫



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