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鬼蟻村マジック [二階堂黎人]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

会社の先輩・臼田竹美に、実家で婚約者のふりをしてほしいと頼まれた水乃サトルは、
長野県の北端にある寒村・鬼蟻村を訪れ、連続殺人事件に巻き込まれる。
村に残る鬼伝説と昭和13年に起きた不可思議な密室からの犯人消失事件の謎も含め、
すべての真相を明らかにすべく、サトルの頭脳はフル回転を始める。

序章として「上鬼頭家の歴史」が語られますが、
サトルが興奮するのも納得の横溝正史ワールド!
まさに『犬神家の一族』な世界なんですよね。
さらに鬼頭という名から『獄門島』も彷彿とさせてくれる、
二階堂先生による横溝正史へのオマージュ作品かと思いました。

本作品は衆人環視の中、どうやって毒が混入されたのか?
というのが一つの大きな謎になりますが、
これはサトルが見事に解き明かします。

しかしサトルとしては最後の最後で詰めが甘かったなあと
個人的な感想。
動機そのものを「関係者を集めた場所で」看破できなかった事よりも、
最後の殺人は防げたんじゃないかなあと思いました。

動機については、「犬神家」よりも遙かにわかりやすい。
サトルが、村や鬼頭家の因習や風習、そして犯人の性格をよく観察し見抜いた
のはまさに見事でしたねえ。

前作の「智天使の不思議」がサトルに対してガッカリ感(笑)が
あったので、本作は最後ミスをしましたが、それでも楽しめました。

美並さんが出てこなかったのが残念でしたね。
後は表紙がミステリーリーグの時の方が良かった。


鬼蟻村マジック (文春文庫)

鬼蟻村マジック (文春文庫)

  • 作者: 二階堂 黎人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/06/08
  • メディア: 文庫



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コースケ

31さま、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2012-08-15 21:27) 

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