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ほうかご探偵隊 [倉知淳]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

ある朝いつものように登校すると、僕の机の上には分解されたたて笛が。しかも、一部品だけ持ち去られている。―いま五年三組で連続して起きている消失事件。不可解なことに“なくなっても誰も困らないもの”ばかりが狙われているのだ。四番目の被害者(?)となった僕は、真相を探るべく龍之介くんと二人で調査を始める。小学校を舞台に、謎解きの愉しさに満ちた正統派本格推理。

元々は講談社で企画された、"かつて子どもだったあなたと少年少女のための"<ミステリーランド>から
刊行されたジュブナイルの一冊。

主人公の藤原高時が学校に登校すると、自分の机の周りにクラスメイトが集まって
なにやら騒がしい・・・なんともう使っていないが高時のたて笛の真ん中だけが
無くなっていたのだった。

そういえば、このところクラスでは奇妙なことが。
棟方くんの描いた絵画が消失、さらに学校で飼育していたニワトリの三太までも。
一体どういうことなのだろう・・・

そんなとき、江戸川乱歩を通じて仲良くなった、クラスメイトの龍之介くんと
明智探偵と小林少年ばりの、探偵団を結成し、これらの謎に挑むことに。

驚天動地のトリックや奇想天外な舞台設定などは一切登場しません。
しかし、三太が居なくなった密室状態の不可思議さや、
それを実に論理的に説いていく、本書三分の一を占める解決編、
二重三重にひっくり返る結末と、読み応え十分。
行間にはいる「これでおわりのはずはない」「これではやっぱりおわれない」が
さらに物語に引き込ませます。
謎解きの醍醐味を味わえる秀作です。

ところで探偵役を務めた龍之介には、東京に住む、特に決まった職に就いていない叔父が居て、
彼はその叔父に憧れているようです。

その叔父は「日常が面白くなければ、自分で捜せばいいんだって。物の見方さえ変えて捜せば、
愉快なことなんかいくらだって、そこらじゅうに転がってる」が口癖。

そういえば、龍之介の見た目は「背が小さくて顔が小さくて、そのっくせ目だけはリスみたいに
まん丸で大きい。森の小動物みたいなヤツ」だそうです。

まさかこの叔父とは・・・そして龍之介の苗字が一切でてこないのは、まさか?!
と倉知さんのシリーズ探偵を匂わせ終幕。
というか、ミステリーランドの表紙は明らかに狙っている(笑

そろそろ叔父さんの新しい物語もぜひお願いします!


ほうかご探偵隊 (創元推理文庫)

ほうかご探偵隊 (創元推理文庫)

  • 作者: 倉知 淳
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: 文庫



ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)

ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)

  • 作者: 倉知 淳
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/11/25
  • メディア: 単行本



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コメント 4

コースケ

はじドラ様、nice!ありがとうございます!
by コースケ (2017-07-24 21:50) 

コースケ

鉄腕原子さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2017-07-24 21:50) 

コースケ

@ミック様、nice!ありがとうございますm(_ _)m
by コースケ (2017-07-24 21:51) 

コースケ

31さま、nice!ありがとうございます~
by コースケ (2017-07-27 21:17) 

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