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今だけのあの子 [芦沢央]

まずはAmazonさんの紹介ページから。

新婦とは一番の親友だと思っていたのに。大学の同じグループの女子で、
どうして私だけ結婚式に招かれないの……(「届かない招待状」)。
環境が変わると友人関係も変化する。「あの子は私の友達?」
心の裡にふと芽生えた嫉妬や違和感が積み重なり、友情は不信感へと変わった。
「女の友情」に潜む秘密が明かされたとき、驚くべき真相と人間の素顔が浮かぶ、
傑作ミステリ短篇集全五篇。

初めての作家さん、再び。
初めて率が今年は高そうです。

オススメは「帰らない理由」と「答えない子ども」
前者は探偵役が最後の最後で物語を反転させる役割まで担う
離れ業の作品。
探偵役である須山が、最後に見せる感情が、彼の将来を心配してしまいますが、
この彼の将来は次作「答えない子ども」で明かされます。

本作収録の各短編はどこかで物語が繋がっており、
それを探すのも楽しみの1つ。
特に、上記挙げた2作品が連続なのも上手いと思いました。
探偵役である須山が、立派な大人になっていることが素晴らしい。

内容紹介ではイヤミス感のある本書ですが、
それを最後で反転させる構成も見事。
ぜひみなさまご一読を。


今だけのあの子 (創元推理文庫)

今だけのあの子 (創元推理文庫)

  • 作者: 芦沢 央
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/04/12
  • メディア: 文庫



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